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長期金利一時1.5%突破 1年半ぶり住宅ローンに波及

 27日の東京債券市場は債券売りが加速し、長期金利が急上昇〔債券価格は下落〕した。
代表的指標である新発10年物国債の利回りは一時、前日終値に比べ0.105ポイント高い
1.550%をつけ、02227日以来、約1年半ぶりの高水準になった。終値は1.370%だった。

 長期金利の急騰を受け、
UFJ銀行が同日、団定金利型の住宅ローンの金利を91契約分から引き上げることを決めるなど、今後、金融機関による住宅ローン金利の引き上げが相次ぎそうだ。

 景気回復期待から株式市場が堅調な動きを続けるなか、長期金利の上昇が加速
している。
債券価格下落に伴う損失の拡大を防ぐため、銀行などが保有債券の圧縮を急いでいる。

 
 UFJ銀行は団定金利型の住宅ローンのうち、返済斯間5年以上の適用金利を0.20.55ポイント
の幅で引き上げる。5年物は8月より0.2ポイント引き上げ年2.8%に、10年物は同0.5ポイント
引き上げて3.75%に、最も長い30年物は同0.4ポイント引き上げて4.85%になる。
引き上げは2カ月連続。東京三菱銀行はすでに決定済みで、みずほ銀行、三井住友銀行も近く
金利引き上げを決定する方針。

住宅ローン:20年返済で120万円増 長期金利上昇で

 長期金利上昇を受け、大手行が固定金利型の住宅ローンの9月からの金利引き上げを相次いで実施しそうだ。長期のローンほど上げ幅が大きく、2カ月連続の引き上げのため、返済期間20年のローンの総金利支払額は、2カ月前に比べ約120万円増える。ただ、市場では長期金利が一本調子で上がるとの見方は少ない。「物件価格は依然として下がっており、住宅購入の総コストは膨らんでいない。新規購入を検討している人は慌てる必要はない」(大手行)との冷静な見方もある。

●利息への影響は?

 固定金利型の20年物のローンの場合は、引き上げを決めた東京三菱銀行とUFJ銀行の場合、7月は3.75%だったが、8月に4.15%になり、9月は4.7%と、2カ月でいずれも1ポイント近く上昇することになる。

 1000万円を20年返済で借り、元利均等返済でボーナス返済分元本を500万円にする場合、総金利支払額は、7月に契約すれば426万円だったが、8月だと477万円になり、9月は548万円に増える。

●変動型は上がらず

 住宅ローンは、金利上昇局面に入ると、通常は、変動金利型より固定金利型に人気が集まる。変動金利は金利上昇に合わせて、急速にトントンと上がるため、低利のうちに固定で借りるのが有利だからだ。

 ただ、変動金利型は短期金利に連動するため、日銀が量的緩和政策でゼロ金利を維持している間は上がらない。変動金利は各行年2.375%で、「最低1、2年は動かない」との見方が大勢だ。  

2003-08-28.THU

毎日新聞より

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